製薬最大手の武田薬品工業は、「ミドリムシ」を使った食品やバイオ燃料などを開発・研究しているバイオベンチャー企業の「ユーグレナ」と包括提携と結び、健康補助食品事業に参入した。2014年10月16日に発表した。武田薬品が食品事業を手がけるのは7年ぶり。高齢化の進展に伴い、健康分野の市場が拡大すると見込んでいる。
武田薬品による健康補助食品の本格展開は初めて。第1弾として、ミドリムシや国産野菜の粉末をカプセルにした「緑の習慣」を同日発売した。
ミドリムシは藻の一種で、光合成を行う植物と動き回る動物の両方の性質をもつのが特徴。野菜や魚、肉に含まれるビタミンやDHAなど59種類もの栄養素をもつ。