「使えない大学」特集1位に法政大学 本当か?「週刊ダイヤモンド」調査に反響

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ランキング集計手法に疑問が相次ぐ

   特に、反応が多かったのがワースト1の法大だ。ブロガーとしても知られた社会学部准教授の藤代裕之さんは、「悲報」だとツイッターで紹介し、「去年から縁あって法政で教えていますが、大変残念な結果です」と漏らした。そして、「たかがランキングとか、調査手法がとか、意見はあると思いますが、一つの現実として受け入れなければ...」として、危機感を持って今後のゼミ運営などに当たりたいと決意を示している。

   一方、文学部教授の尾谷昌則さんは、ツイッターで「調査方法にはかなーり問題があると思うな」と週刊ダイヤモンドの特集に疑問を呈した。回答者の出身大学の偏りによっては、調査結果に影響が出るかもしれないからだという。

   確かに、こうした調査の場合、一般に名前が知られ、卒業生の多い大学が票を集めやすい傾向がある。アンケート対象になったビジネスマンの属している企業や職種によっても相当の差が出る。

   ネット上では、「使えない大学」などのランキングを得点差で出したことに、批判が相次いでいる。「使える」「使えない」の総得点における割合として出さないとおかしいのではないか、との指摘だ。そのように集計すると、ワースト1位は、国士舘大学、名城大学、文教大学、亜細亜大学などが同率で選ばれるというのだ。

   また、評価したビジネスマンや特集を参考にするような企業についても、揶揄する向きが多い。「使えるとか使えないとか、自分で育てる気もないくせによく言う。こんなのに投票している人物こそ使えない人材」「こんなのを参考にする人事部がいたら、その人事部こそが使えない」といった声だ。

   ランキング結果について、法大の広報課に取材すると、管理職が外出して連絡が取れず、すぐには回答できないとの話だった。

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