カープ女子が悲鳴を上げた。広島が阪神とのプレーオフ(2014年10月11、12日)で敗退。それも2試合で1点も取れずに、だ。
大詰めに来ての失速に赤い軍団のファンは脱力している。
イケメンぞろいの若手選手
広島は今年もっとも注目を集めたチームだった。終盤まで優勝争いに絡み、最後は阪神との2位争いを演じた。
選手が健闘する一方で話題を独占したのが女性ファン。「カープ女子」として知られ、どの球場へ行っても、スタンドはチームカラーの赤色で目立った。地元広島ではスタンドすべてが赤色で埋まった。
2014年7月のオールスター戦ファン投票では、広島の選手が8人もファン投票で選ばれた。この現象も女性ファンの投票結果と言われている。
広島には若くてハンサムな選手が多い。とりわけ4番を打った丸や堂林は人気が高く、雑誌にはイケメンタレントさながらの写真が載っている。あきらかにかつての広島とは違った。
ところが、その女子たちが最後に悲鳴を上げてシーズンを終えた。広島が失速したのからである。
ペナントレース最終戦にそれまで守り続けてきた2位の座をかけたが、巨人に敗れ3位に落ちた。2位と3位の違いは経済効果にある。2位ならばクライマックスシリーズ(CS)を地元で開催できるからで、1試合の収入は8億円を下らないという。最大3試合の収入は、臨時収入としてはかなり大きい。