文化庁は2014年9月24日に「平成25年度『国語に関する世論調査』」の結果を発表した。1か月に何冊本を読むかについて聞いたところ「読まない」が47.5%、「1~2冊」が34.5%、「3~4冊」が10.9%、「5~6冊」が3.4%、「7冊以上」が3.6%だった。11年前の調査と比べれば「読まない」人の割合が10ポイント増えた。「読まない」と回答した人の割合は70歳以上が59.6%と最も高く、20代が40.5%、40代が40.7%だった。
また「読書量は減っている」と回答したのは65.1%で、「読書量はそれほど変わっていない」は26.3%、「読書量は増えている」は7.4%だった。読書量が減っている理由(選択肢の中から2つまで回答)を尋ねたところ、「仕事や勉強が忙しくて読む時間がない」が51.3%と最も高く、次いで「視力などの健康上の理由」が34.4%、「情報機器(携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、パソコン、ゲーム機等)で時間が取られる」が26.3%、「テレビの方が魅力的である」が21.8%となった。
この調査は全国16歳以上の男女を対象に14年3月に行ったもので有効回答数は2028人だった。