「プロレス女子」が急増、入門書や「女子会」 会場ではイケメンレスラーに熱烈声援

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   荒々しいファイトに反則技の応酬、飛び散る血しぶき――。男性ばかりだったプロレスファンは昔の話。今や「プロレス女子」と呼ばれる女性ファンの熱烈声援が飛ぶ、エンターテインメントとなっている。

   写真集を出すほどのイケメンレスラーの登場をきっかけに、各団体は初心者に分かりやすい展開やグッズ販売などを進め、女性ファンの心をがっちりとつかんでいる。

肉体美を披露した写真集がヒット

女性ファンが多いDDT
女性ファンが多いDDT

   プロレス会場に女性ファンが増えたのはこの数年のことだ。日本を代表するプロレス団体「新日本プロレス」でオカダ・カズチカや棚橋弘至、中邑真輔といったイケメンレスラーがヘビー級チャンピオンベルトを争う中心選手となり、リングを盛り上げるようになったのが一つの転換点とみられる。

   会場では黄色い声援やひいき選手を応援する絶叫が飛び交い、テレビ中継でも熱気は伝わってくる。プロレスファンに聞くと、「女性ファンの増加は感じます。オカダや飯伏幸太(DDT)、KENTA(米団体WWE)の活躍で、必ずしも会場は男性ばかりではなくなっています」と語る。

   人気に火が付いた彼らはリング外でも活躍中だ。バラエティ番組やCMに出演し、プロレスファン以外からも名前が知られるようになってきている。甘いマスクだけではなく、鍛え上げた肉体を余すことなく披露した写真集がヒット、フィットネス本も人気を集めた。最近では入門書「もえプロ 女子のための『萌える』プロレスガイドブック」(パルコ)が出版され、ファンのすそ野は広がっている。

   ツイッターでは「プロレス女子会」と呼ばれる女性ファンの会合が報告されている。居酒屋や自宅に集まってプロレス談義に花を咲かせたり、DVDを持ち寄って名勝負を観戦したりしている。古参ファンが「布教」を行い、新規ファンを開拓する場所にもなっているようだ。

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