「第一志望で入社してほしい」
ファーストリテイリングの、この採用情報は宣伝会議デジタル(2014年11月号 広報会議10月1日発売)の「採用広報のアイデア」としても取り上げられていて、インターネットでも話題になっている。
「ユニクロの本気度が伝わってきます」
「こうしてオープンにする姿勢はいいと思う。他のアパレルは震え上がっているんじゃなかろうか」
「なんだか煽りぎみの求人広告だな」
「なかなか思い切った開示。でも、大事なのは時給換算でいくらになるかじゃね...」
「斬新! こんなインパクトのある求人広告久しぶりに見ました!!」
「こういうの出してきて求人するのってすごいなあ~」
など、驚きの中にも好意的にみられているようだ。
それにしても、あえて年収を前面にした採用情報などこれまであっただろうか――。実力しだいでキャリアアップできて、高収入も夢ではないことをアピールすることで、より多くの優秀な人材を募る狙いがあるとみられる。
そういった「やる気」のある人材に、「第一志望で入社してほしい」というのが、ファーストリテイリングの想いだ。
また、同社は積極的な海外展開を推し進めるなかで、賃金においても成果に見合った、グローバルな「同一水準賃金」を設定している。「グレードに応じた、求められる仕事の水準は(どの国でも)同じです」というから、一覧表にしてわかりやすくしたのかもしれない。