「君が代」途中終了の不思議 今大会で突然「45秒ルール」が制定?

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中国国歌は45秒ぴったり

   君が代をめぐっては、2011年に韓国で開催されたバレーボールワールド・グランプリ予選ラウンドでも君が代の演奏が途中で止まることがあった。当時も試合を見ていたファンからおかしいという声が上がった。実は国歌は各国45秒以内というルールがあったのだが、各国からも批判が寄せられ、規定は変更された。

   今回の場合はどうだろうか。日本体操協会からは「びっくりしている。今まではこんなことはなかったのでは」という答えが返ってきた。今大会から45秒ルールが新たに設けられたらしく、同協会はいつ決定、発表されたのか確認を進めているところだという。

   このルールにより、女子団体で優勝したアメリカの国歌斉唱も途中で演奏が終わる事態となった。表彰台に立つ選手らも、けげんそうにお互いの顔を見合わせていた。

   一方、疑惑の採点で中国が金メダルを獲得した男子団体では、表彰式で国歌「義勇軍行進曲」を会場が一体となって熱唱した。ちょうど曲が終わるところが45秒ぴったり。何か勘ぐりたくなるタイミングのよさだ。

   これまでも君が代は中国で目の敵にされてきた。08年の北京オリンピックでは運営が「礼儀正しい応援を」とアナウンスを行わざるを得ないほどの大ブーイングが発生。今年9月、韓国・仁川でのアジア大会では競泳で金メダルを獲得した中国人選手から「日本の国歌を聞くと嫌な感じ」という発言が飛び出したことも記憶に新しい。

   突然の45秒ルールの決定にどういう事情があったのかはまだ分からない。しかし、これまでの経緯から、ネットでは

「せこい嫌がらせ」
「もっと短く切ったならともかく時間短縮にもなりゃしない」
「スポーツに政治や私念絡ませてくる」

と、何らかの意図があったととらえる意見が多い。

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