全国銀行協会は、全国の銀行や信用金庫などで現行平日15時までとなっている他行宛ての現金振り込みの時間を延長する方向で検討している。1時間延ばして16時とする案が有力視されている。2015年度中にも実施する。2014年10月10日、全銀協は「方向性も含め検討中で、まだ何も決まったことはありません」と話した。
銀行の振込業務は現行、平日8時半から15時半にシステムを稼働。15時までの振り込みであれば、相手の口座にほぼ即時に入金される。15時以降や土日祝日は「決済予約」として処理され、相手の口座に入金されるのは翌営業日になる。
全国の銀行などは「全銀システム」(全国銀行資金決済ネットワーク)でつながっており、全銀システムの稼働時間が変更されるのは1995年(第4次全銀システムの稼働)以来になる。