「首浮き輪」などと呼ばれるC字形の浮輪を首にとりつけた乳幼児が入浴中におぼれる事故が相次いでいることを受け、消費者庁は2014年10月9日、使用中に保護者が目を離さないよう注意を呼びかけた。
「首浮き輪」はC字の開口部が乳幼児の首の後ろになるよう取り付け、ベルトをはめて使用するもので、赤ちゃんだけを浴槽に入れておけることから人気を呼んでいた。だが、中の空気量が少ないと頭が抜け落ちて事故につながる危険性があり、消費者庁は2012年7月にも注意喚起していた。
しかし、この2年間に同様の事故が6件発生。うち5人は1週間以内に退院したが、13年8月におぼれた2か月の男児は人工呼吸器をつけた植物状態が続いているという。消費者庁は、保護者は乳幼児が楽しそうに見えても一瞬でも目を離さないよう改めて注意を呼びかけている。