韓国は金大中元大統領の受賞のみ
日本では科学分野で19人の受賞者がいてうち13人が2000年代以降に集中している。なぜ韓国では1人も受賞者がいないのか、検証するメディアも出ている。文化日報の社説では 1901年にノーベル賞が始まって以来70カ国から受賞者が出たが、韓国は00年に金大中元大統領が非科学の分野で受賞しただけであり、世界の経済規模14位の韓国としては不本意な結果だと説明した。
「ノーベル賞受賞の実績がそのまま科学技術水準とはイコールではなく、実際に韓国は半導体やIT、原子力などの分野で世界のトップに上がっていて、看板となる企業は、日本に比べて遜色がない」
しかし、これは基礎科学が弱いからであり、この基礎科学こそがノーベル賞受賞の領域であるとともに産業改革をリードするためには不可欠なものだと指摘し、仮にノーベル賞が無かったとしても、国の将来のため基礎科学の研究者の育成に努めなければならない、と書いている。