「大学を爆破する」という脅迫電話も
北星学園大は9月30日付で「本学学生および保護者の皆様へ」と題した文書をウェブサイトに公表し、一連の経緯を説明している。それによると、キャンパス周辺でビラの配布や街宣活動が行われたほか、5月と7月には「危険な行動を示唆する悪質な脅迫状」が届いた。「大学を爆破する」という電話もあったという。
大学側は脅迫文の詳しい内容を明らかにしていないが、植村氏を辞めさせなかった場合は「釘を混ぜたガスボンベを爆発させる」といったもののようだ。
清田氏は帝塚山学院大を退職したのに対して、北星学園大は、
「従軍慰安婦問題ならびに植村氏の記事については本学は判断する立場にない。また、本件に関する批判の矛先が本学に向かうことは著しく不合理である」
「本学に対するあらゆる攻撃は大学の自治を侵害する卑劣な行為であり、毅然として対処する」
としている。植村氏の授業の内容が従軍慰安婦問題や植村氏の過去の記事の内容とは無関係だということもあって、今後も授業は継続して担当する予定だ。