「一番駄目な質問、ふさわしくない質問だよね」
質問の中では、青色発光ダイオードとSTAP細胞がどういう関係があるのか全く不明で、赤崎氏が困惑するのも当然だ。会場の雰囲気まで一変してしまった。
記者は「そういう話もありましたけれども、今後、若い学生などに日本人のノーベル賞受賞が、科学の明るい話題になったかと思うんですけど、そのあたりは...」と歯切れの悪い話し方で、すでに出た質問を繰り返した。赤崎氏は苦笑いをしながら、「はい。それは、なればうれしいですね」とコメントした。
会見はNHKの19時台のニュースで生中継され、その様子を多くの視聴者が見ていた。案の定、視聴者から
「見てたけど、どんな意図なんだろうな」
「一番駄目な質問つーか、ふさわしくない質問だよね」
「空気が読めないって言うのはこういう奴の事だと思ったわ」
と散々にこき下ろされた。研究に関してではなく、無関係の小保方氏の話題を出したことには「勉強してこなかったんだろうなあ」とも指摘されている。
記者は無関係なSTAP細胞を持ち出して何が聞きたかったのだろうか。「明るい話題」を強調したかったなら、もっと別の形で質問をすべきだ。