ノーベル平和賞が2014年10月10日に発表されるのを前に、ノルウェーのオスロ平和研究所(PRIO)は3日、「憲法9条を保持する日本国民」を含めた5者が有力候補との予想を明らかにした。この予想は同研究所が毎年行っているもので、「9条」は元CIA職員のエドワード・スノーデン氏、ロシアの政権批判メディアなどを抑えてその筆頭に挙げられている。
PRIOは、安倍政権による憲法解釈の変更などにも言及したうえで、ウクライナや東アジアなどでの緊張が高まっていることも踏まえ、「9条」受賞は時機にかなったものだとした。
ただ、PRIOの予想が的中したのは過去10年間で1度のみだという。