J-CASTアンケートでも「絶対関係ある」3割超
血液型と性格の関連を巡っては統計学的に否定する研究結果があり、以前から科学的根拠のないことが指摘されている。だが血液型占いのブームや、身近な人たちとの関わりの中で得られた「経験則」から「そうは言っても...」と考えている人は少なくないようだ。
Yahoo!ニュースが今年7月に実施したアンケート調査では、血液型と性格の関係について「関係あると思う」との回答が54.2%となり、「関係ないと思う」の40.1%を上回った。
同時期にJ-CASTニュースが読者を対象に行った調査では「あるはずない」が57.3%となったが、「絶対あると思う」という回答も34.4%を占めていた。
特定の血液型に対する「差別」にもつながりかねないこともあって、最近ではテレビ番組で特集されることもなく、一時のブームは去ったように見える。だが、インターネット上では「浮気しやすい血液型」「血液型でわかる恋愛傾向」「彼との血液型の相性は?」といったコラムが相変わらず量産されていることもあり、鵜呑みにしないまでも根強く興味を持ち、判断材料にしている人たちは一定数いるようだ。
ちなみに血液型診断は日本のほかに韓国でもあるようだが、欧米人の目には特異に映っている。2012年には英BBCも日本における血液型診断を紹介し、日本において少数派であるB型とAB型は「ブラハラ(血液型ハラスメント)」に合いやすいなどと指摘。14年7月には米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が「強迫観念に近い」とも形容していた。