菅義偉官房長官は2014年10月3日午後の定例会見で、香港で続く抗議デモについて、
「日本と香港は数時間で行く。地理的に非常に近い。経済的にも関係は深く、香港の将来は日本の将来にとってきわめて大事。そういう中で、香港の繁栄と安定は中国だけでなくアジア地域全体の繁栄と発展に重要な役割をする。従来どおり一国二制度のもとに、自由で開かれた体制が維持をされていく、ここは大事」
と述べ、抗議デモに対する賛否は明言しなかった。米国のオバマ大統領が「支持する」と明言したのとは対照的で、記者からは
「日本は人権問題で中国に対してものを言わないという指摘がある」
という指摘も出たが、
菅氏は
「そこはあたらない」
と反論した上で
「日本も今、どういう状況にあるか推移を見守っている。いずれにしろ、香港の問題は香港で民主的に解決するのが一番」
と述べた。