正恩氏、「不自由な体」とは何を意味するのか 動静絶えて1か月、健康問題が浮上

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正日氏が脳卒中後に療養した別荘にいる可能性

   この時点で、韓国メディアは「痛風説」を有力視していた。例えば朝鮮日報は、

「外国の医療陣が最近平壌入りして、金正恩第1書記を診療していることを把握した」(韓国政府関係者)
「金正恩第1書記は高尿酸血症、高脂血症、肥満、糖尿、高血圧などを伴う痛風で苦しんでいるらしい」(北朝鮮消息筋)

といった声を報じていた。

   外交専門家も、同様の見方をしているようだ。米ジョンズ・ホプキンス大学の研究者、カーティス・メルビン氏は9月末、米外交専門誌「フォーリン・ポリシー」に対して、国営メディアが公表した画像を分析した結果として、正恩氏は平壌近郊の平安南道江東や、南部の元山にある専用別荘で療養していると分析している。

   特に江東の別荘は、父親の正日氏が08年に脳卒中で倒れた後に療養生活を送った場所だとされており、正恩氏も同様に療養生活を送っている可能性が高い。同誌では、

「太り過ぎなどで痛風にかかったという説が有力」

だと指摘している。

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