マツダ、ロータリーエンジン車復活か 「会社名非公開」の求人情報で推測広がる

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ロータリーエンジン、「研究開発続けています」

   マツダは、「当社が直接発信した情報ではありません」としている。そのうえで、「当社として募集するものについては、オフィシャルサイトから情報を提供しています」と話す。

   ただ最近は、一般的に人材情報会社などを通じて人材を募集することが少なくない。ツイッターの求人情報がどのような経緯で発信されたのかはわからないものの、マツダに代わって、人目を引き付ける狙いをもって人材情報会社が掲載した可能性はあるし、関連子会社や下請け企業などが募集した可能性もないとはいえない。

   ツイッターの求人情報が「マツダ」ではないかと話題になった背景には、もう一つ、ロータリーエンジンの存在がある。

   ツイッターに寄せられたコメントにも、

「主要レシプロでロータリーもとなると、その時点で世界で1社だ...」
「この求人票って、ロータリーエンジン車復活の狼煙?...」

とあるように、かつて「ロータリーエンジン」といえば、マツダだった。

   ところが、2012年6月にマツダが「RX‐8」の生産を終了したことで、市販車からロータリーエンジン車が消えた。そのため、古くからの自動車好き、メカニック好きにとって、「ロータリーエンジンの復活」と聞けば、ワクワクして小躍りしそうなニュースなのだ。

   しかも、マツダは2014年3月の「サステイナブルZoom‐Zoomフォーラム 2014」で、電気自動車(EV)の「デミオEV」をベースに走行距離延長装置(レンジエクステンダー)を搭載した試作車を披露。「ロータリーエンジンを、発電に用いることでEVの航続距離を延ばした」と、注目された。

   その印象もあり、いよいよロータリーエンジン車の開発に乗り出す、そのための人材募集ではないか、といった期待が寄せられたようでもある。

   ロータリーエンジンについて、マツダは「現在、量産はしていませんが、研究開発は続けています」と話している。

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