北島康介を破り脚光浴びたことも
現地報道によれば、カメラはキャノンの「EOS 1DX」で800万ウォン(約83万円)相当の高価なものだった。調べに対しては「カメラを見て、欲しくなった」と供述したと報じられているが、自身で使おうとしたのか、転売目的だったのか、それとも何かを盗むこと自体が目的だったのかなど、詳しい事情は定かではない。
冨田選手は愛知県出身で、豊川高校から中京大に進学。200メートルが得意で、2010年の広州アジア大会では男子200メートル平泳ぎで金メダルを獲得していた。2011年4月の世界選手権代表選考会では北島康介選手を破って注目を集めた。
今大会では平泳ぎに出場し、24日の100メートルは4位に。26日の50メートルは予選落ちした。ただし今回の件で追放処分となったため、成績は抹消される見通しだ。日本水泳連盟では今後、冨田選手の処分を検討するとしている。