東京都福祉保健局は2014年9月25日、東京都三鷹市で毒性の強いセアカゴケグモが確認されたと発表した。都内でセアカゴケグモが見つかるのは初めて。
発表によると24日、三鷹市下連雀のマンション敷地内で住民が「自宅の庭で、セアカゴケグモの様なクモを発見した」と都に通報した。多摩府中保健所がクモを持ち帰り、環境省に同定を依頼したところセアカゴケグモと確認されたという。周辺の公園ですでに10数匹が確認されているものの、健康被害を訴える人はいないという。
セアカゴケグモは本来オーストラリアに生息する毒グモで、1995年に大阪で初めて見つかって以降、全国の34府県で確認されている。体内に毒を持つメスの体長は1センチほど。全体的に黒みを帯びており、背中には赤い帯状の斑点がある。かまれると、場合によっては全身が痛み、頭痛、吐き気などを催す。