HKT指原莉乃に「アイドル界の田中角栄」説 「気配り」と「出番配り」で人心掌握、勢力拡大

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自らをヒールと自認している点でも共通

   「気配り」についても、指原さんの著書にはこうある。

「信じられないくらい計算高いと思います。自分にとってどうすれば得かを、常に考えているんだと思う」
「例えば大きなコンサートがあるときは、初めて会うスタッフさんもいっぱいいます。コンサート終わりはいろんな部屋に顔を出して、『ありがとうございました』と言いにいきます。開けてないドアはないか?全員にあいさつしたか?脳内で激しく総チェックです」

   それ以外に、指原さんが自らを「ヒール(悪役)」だと自認している点も角栄と共通しているとみている。

   蜷川さんはこういった共通点を「人間組織力の基礎」だとみており、

「最近の政治家はそういった面が欠けているので、少しは指原さんを見習ったらどうですか」

と話している。

   こういった人心掌握術は、少しずつ奏功しているようだ。ファンの投票による14年の「選抜総選挙」では、指原さんが率いるHKT48は13年から大幅に得票数を伸ばし、選挙結果を反映した楽曲「心のプラカード」では上位の「選抜メンバー」16人中HKTから指原さんと宮脇咲良さん(16)の2人が入った。

   11月26日発売の新曲には、AKB48グループ内から32人の「選抜メンバー」起用が決まっている。32人は運営側が選ぶが、HKTからは4人を起用。「占拠率」は12.5%で横ばいだが、新曲ではセンターポジションを総選挙1位の渡辺麻友さん(20)とHKTの宮脇さんが担当する「ダブルセンター」制を敷くことが発表されている。その分、HKTのプレゼンス(存在感)が増しており、確実に派閥の勢力は拡大している。

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