東亜日報「韓国側は『あきれる』という反応」
韓国メディアは、一応この問題を伝えてはいるが、総じて扱いは小さ目で、日本メディアを引用するにとどまっているのが大半だ。
例えば左派のハンギョレ新聞は9月24日、産経新聞が同日午後「平昌五輪は大丈夫? 聖火消え、エレベーター停止、不可解な向かい風...運営不手際相次ぐ」と題して掲載した記事などを引き合いに、「中日メディア、仁川アジア競技大会で連日『猛攻』」と題した記事を掲載した。日中メディアが大会運営の拙さを批判していることを報じた記事だが、バドミントンについては、
「日本では、主催者が競技場内のエアコンの風を操作して、競技結果に影響を与えたのではないかとの疑惑まで提起している状態だ」
と触れられている程度。日本側の言いがかりだとも言いたげな書き方だ。
東亜日報も、9月22日の時点で「韓国側は『あきれる』という反応」と報じており、韓国メディア足並みはそろっているとみてよさそうだ。
TBSは9月22日夜、一連の問題について、
「日本をはじめとする4か国が大会の組織委員会に抗議文を提出しました」
と報じている。仮にこれが本当であれば大会運営の信頼性が問われることになりそうだが、24日時点で主要日本メディアは後追いしていない。韓国メディアの中にもTBSを引用しながら報じている社はあるが、ほとんど問題視されていないのが実情だ。