食品大手各社が生鮮野菜ビジネスに注力 高価格のトマト、切る手間が省ける「カット野菜」...

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カゴメはカット野菜に参入

   キッコーマンと言えばしょうゆが本業だが、ご多分にもれず国内市場の頭打ちに苦しむ。2014年3月期には、しょうゆ事業を中心とする国内売上高が、初めて海外売上高をわずかながら下回った。この先も海外は欧米、アジアなど各地で日本食市場の拡大が見込まれているが、国内の大幅な成長は見通せない。このため、「デルモンテ」ブランドを生かした多角化を急いでいるのだ。

   カット野菜に参入するのはカゴメ。野菜加工会社などと共同出資会社を設立し、来年初めにも首都圏のスーパーなどで販売したい考えだ。カゴメは主力のトマトジュースの関連事業として従来から生鮮トマトも展開している。これを「野菜」全般に拡大しようと、栄養価の高いカット野菜を「サラダバンク」のブランド名で販売する方針。一般的な商品より高めの価格設定になる。

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