「定期的に炎上するねこの人」
その後、為末さんはトーンダウンする。違和感は固定観念があるからではないか、というコメントに「なるほどそうかもしれませんね」、日本人のレゲエグループが本場ジャマイカで優勝したことがあると指摘を受けると、「なるほどそれは知りませんでした。だとすると僕の違和感がずれてる可能性が大きそうですね」と返答した。
これまでも為末さんのツイートはしばしば批判の的となってきた。
サッカー日本代表がブラジルW杯で結果を残せなかったことに腹を立てている人に、「おそらくはほとんどの方の人生より今回の日本代表の選手達の方が、結果を出されているように思います」と言って、一部からひんしゅくを買った。
また、世界で活躍するアスリートについて、「まずその体に生まれるかどうかが99%。そして選ばれた人たちが努力を語る。やればできると成功者は言うけれど、できる体に生まれる事が大前提」としたツイートは、正論のように見えるが、「身も蓋もない」と反発が起きた。
度重なる炎上に、「定期的に炎上するねこの人」「もうすっかりツイッター芸人だな」とあきれる人もいる。
為末さんは、400メートルハードルの選手としてはかなり小柄だが、2001年、2005年の世界陸上で連続して銅メダル獲得、オリンピックにも3回出場しており、01年につくった47秒89がいまも日本記録となっている。