これまでもたびたびツイートが炎上してきた元400メートルハードル日本代表の為末大さんの発言が、またしても論議を呼んでいる。
「悲しいかな、どんなに頑張っても日本で生まれ育った人がヒップホップをやるとどこか違和感がある」と2014年9月18日のツイッターでつぶやき、ヒップホップファンから大ひんしゅくを買ってしまった。
「お前は、何様のつもりなんだ!」と批判殺到
為末さんはこの日、「今日は【憧れの罠】について」として、自身の考えをツイッターに立て続けに投稿。自身の体験を交えつつ、「多くの場合は憧れのまま終わる。ある種憧れの人を設定した時点で、憧れの人を越えないという意識を自分のなかで持ってしまう事にもなる」「コンプレックスとあこがれが混じるとなれないものになろうとしてしまう」など、持論を展開していた。
その流れで引き合いに出したのが、問題のツイートだ。「アメリカ人が着物を着ても最後の最後は馴染みきれない。私達は幼少期の早い時期にしみ込んだ空気を否定できない」として、日本人がヒップホップをやることに違和感を覚えるとした。
これにヒップホップファンは猛反発。「ディスってんのか?」「お前は、何様のつもりなんだ!」と批判が殺到した。
為末さんはその後、「昔あるジャズシンガーが、ジャズを真似していてうまくいかなかったけれど、日本風のジャズを作ればいいんだとわかった時にとても勇気が出たと言っていた。それに感動をしたのを思い出した」と投稿。ヒップホップも日本風を目指すべきだと言いたかったのかもしれないが、真意はよく分からない。
炎上は燃え広がり、ラッパーやDJとプロフィール欄に書いている人々からも、
「貴方は、DJですか?ラッパーですか?(中略)何でもいいけどHip Hopしてます?貴方の夢は終わったけど、今、夢の続きを見てる人が冷めます。ほっといて貰えますか??」
「Hip Hopのなんたるかを知りもせず、よくそんな事をのたまうのか?勉強してから否定しなさい!この愚か者!」
「化石みたいな話題引っ張り出してガタガタ抜かすなよ てめえが世界に通用しなかったのをHIPHOPに矛先向けるな」
とコテンパンにやられてしまった。