「グアム」「沈没」「破裂」などバリエーションがあった
同時に、かけ声にも違いがあることが分かった。グーは「軍艦」のほかに「グアム」、チョキは「朝鮮」のほかに「沈没」「チョビス」、パーは「ハワイ」のほかに「破裂」などということもあるようだ。親決めの際のかけ声も「せんそう」「ぐんかん」などバリエーションがある。
J-CASTニュース編集部で聞いてみると、神奈川県、兵庫県の20代、東京都の50代はいずれも「軍艦、朝鮮、ハワイ」。静岡・長野両県で過ごした40代は「軍艦・沈没・ハワイ」。福岡県の30代、徳島県の60代は「初めて聞いた」という。遊びの知名度やかけ声は年代や地域によって変わるというわけではないようで、学校単位で異なるのかもしれない。
なお、かけ声の内容から察するに戦時中に始まった遊びとみられるが、詳細は明らかになっていないようだ。過去には国立国会図書館の「リファレンス協同データサービス」にも質問が寄せられていたが、「似たような記述の資料はあるが、その始まり、由来についてはわからなかった」という回答だった。