山谷えり子・国家公安委員長が、ヘイトスピーチ(憎悪表現)が問題化している「在日特権を許さない市民の会(在特会)」元幹部の男性と写真に納まっていたことが2014年9月18日、明らかになった。写真は、男性が在特会関西支部長だった09年2月、松江市内のホテルで撮影され、男性のウェブサイトで公開されていた。
世耕弘成官房副長官は同日午前の会見で、
「今はデジカメやスマホのカメラを持っている方が非常に多く、山谷大臣ほどの知名度のある方になると、写真撮影を求められることが非常に多い。それがいったいどういう人なのかを、例えば講演会の現場などで、いちいちひとりひとり確認して、『あなたはいいです、あなたはダメです』なんてことは現実的にできない。何分(山谷氏)本人も『在特会の関係者だとは承知していなかった』とおっしゃっており、何ら問題はないと思っている」
と述べ、問題視しない考えだ。