救助隊員滑落死でも「楽しかったよ」 無謀登山遭難者のフェイスブック書き込みに非難轟々

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

軽装で無謀な登山には「すいませんでした」

   男性が書いた過去のフェイスブック書き込みも、ネット上で問題視された。

   2013年8月18日には、大阪で高速バスに途中から乗ろうとして迷った末の出来事をこうつづっていた。

「バスが走るところのフェンスを飛び越えて、警官の警告を振り切って、出発して高速道路に乗る直前のバスに追いつきました!」

   その結果、なんとか乗せてもらったといい、「めちゃくちゃ迷惑で危ない客!(笑)」などと書いている。しかし、その行為については、道交法違反にならないのかとの批判が出ている。

   ネット上の反応を知ったためなのか、その後、男性のフェイスブックアカウントは削除されてしまった。

   西条署によると、3人が標高1982メートルの石鎚山を登った道は、徒歩で行けるよう整備されているものの、途中が岩場になっており、かなり険しかった。クサリ場が3か所もあるほどだ。しかし、3人は、半そでシャツの軽装で、落石の危険などもあるのにヘルメットを着けてなかった。また、余分の食料もなく、方位を示すコンパスも持っていなかった。

   3人のうち2人は、登山経験がなかった。残る1人は、子供のころに親に連れられて、反対側の緩やかな道から石鎚山を登ったことがあり、そのことから、「簡単に登れると思った」という。西条署では、「準備が十分でなく、登山は無謀だった」と言っており、3人は「すいませんでした」と謝っていたそうだ。ただ、ヘリを使った救助費用については、3人に請求しないという。

   男性の運送会社では、フェイスブックを書いたのが男性なのか把握できていないとして、「事実か分からないので、コメントできないです」と取材に答えた。ただ、男性がバスに乗ろうと警官の警告を振り切ったとしたことについては、「事実であれば、問題だと思います」と話した。

1 2
姉妹サイト