フルーティー&透明感、ドリップとの差は歴然
待つこと数分。ついに約2000円のコーヒーが専用カップに注がれて目の前に現れた。一口飲むとフルーティーな香りがいっぱいに広がった。他店でゲイシャ種を飲んだことがないためスターバックスならではの特徴や違いは分からなかったものの、雑味もなく透明感があり、爽やかな印象だった。
ネット上では「味の違いわかる自信ない」「味音痴の僕でも違いがわかるかな」という声も少なくなかったが、コーヒー初心者でも違いは十分に感じられるともののようだった。同店では開店から15時ごろまでに約50杯のオーダーがあったといい、評判も上々のようだ。ツイッターにもさっそく飲んできた人たちから「香りもいいし、確かに美味しい」「味は酸味が少しあり後味スッキリでした」といった感想が寄せられている。
2000円あれば贅沢な昼食が楽しめるが、コーヒー愛好家の価値基準はさまざまだ。スタバの価格設定から受ける印象も人それぞれのようで、
「値があるかと聞かれたら、めったに来日しない海外アーティストの為に高いチケット代払って武道館まで観に行ったら期待通りいいライブだったような感じ、と答える」
といった意見もあった。
ちなみに1杯2000円のコーヒーを提供するチェーン店はあまり例を見ないが、個人経営のコーヒー専門店であればそれほど珍しいことではない。たとえば「珈琲を飲む為だけの店です」という張り紙で有名な東京・上野の「ウエスタン北山珈琲店」は2000円以上のメニューがあり、スタバの話題に合わせて
「スタバのコーヒー2000円のやつ飲むくらいならこっちまた行きたいな」
「2000円か、、、。俺だったら上野にある北山珈琲店に行くな」
といったファンの声がちらほら上がっている。また、大阪の八尾市にある「ザ・ミュンヒ」にはスプーン1杯1500円というコーヒーがあり、1杯(40cc)は7万5000円にもなることからテレビ番組でも取り上げられることもしばしばある。