「韓国が慰安婦の像を作るなら、日本は、嘘をつく老婆の像でも作ったらどうだ?」――こうした韓国に対する過激な発言で、韓国嫌いのネトウヨから持てはやされていた明治天皇の玄孫で作家の竹田恒泰氏(37)が、韓国映画の広告塔に成り下がってしまったと批判を浴びている。
韓国映画「悪魔は誰だ」の公開記念トークイベントに登場し、いつものように韓国批判をぶち上げると思いきや「日本では作れない力のある映画」などと韓国を持ち上げたからだ。ネットでは「とうとう韓国の手先」「裏切られた!」「何か握られたのか?」などと騒ぎになった。
あの竹田が韓国を褒めることなど考えられない
竹田氏は2014年9月15日に東京の「ヒューマントラストシネマ渋谷」に登場し、映画パーソナリティの襟川クロさんとの対談形式で現在公開中の韓国映画「悪魔は誰だ」について語った。韓国人が作った映画など見る気もしない、などと言ってきたが、今回のトークイベントへの出演依頼を機にちゃんと観てみようと思った、などと説明し、
「このままだと日本映画は負けてしまうと実感しました。深い人間愛を感じました」
と絶賛、韓国へのイメージを一変させていた、といったニュースが流れると、ネットで「これは事実なのか?」といったざわつきが起こった。あの竹田氏が韓国を褒めることなど考えられないという理由からだ。
竹田氏といえば14年3月に「笑えるほどたちが悪い韓国の話」を出版し、韓国人や韓国社会の異常ぶりを書き連ねた。韓国人だという理由だけで軽蔑や差別はしたことはないという但し書きはあるが、「韓国の民度が低いのは言わずもがな」「中身はからっぽ」「卑怯な国」と悪口のオンパレード。日々更新しているツイッターでのつぶやきもそうで、14年2月には、
「韓国が慰安婦の像を作るなら、日本は、嘘をつく老婆の像でも作ったらどうだ?口をとがらせてまくしたて、片手には札束を握りしめて、ゆすりたかりをしている感じで」
とか、
「韓国は、ゆすりたかりの名人で、暴力団よりたちが悪い国だ。そういう国とは、付き合わないのが一番」
また、14年7月には舛添要一都知事が朴槿恵大統領と会談し、こじれた日韓関係を修復しようと動いたことに対し、
「せっかくいい感じで韓国と仲悪くなっているのに、舛添知事は本当に余計なことをしてくれた」
などと批判していた。