突如「復活」、香川真司と本田圭佑 好調理由とアギーレジャパンの関係

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右FWでミランでの試合に出続ければ代表でも大活躍か

   石井氏は、W杯ブラジル大会で本田選手と香川選手が本領を発揮しきれなかったことについて、こう考える。

「(W杯初出場となった)香川選手には緊張が見られました。本田選手は明らかにコンディションの問題。本人も、試合に出続けていないとコンディションが整えられないと言っています。昨季にミラン移籍後、後半に出番が少なくなったことが影響したと言えるかもしれません」

   しかし2人は、ここに来て再び輝きを取り戻し始めた。新生日本代表「アギーレジャパン」でも柱となるだろうか。アギーレ監督の初采配となった9月6日のウルグアイ戦、9日のベネズエラ戦で本田選手はフル出場、一方の香川選手はけがのため召集を見送られた。

   「まだチームが出来上がっていなかった」。この2戦では、本田選手もいまひとつフィットしていなかったと石井氏は話す。ただ、代表チームでプレーした右FWは、ミランで任されているポジションと同じだ。所属チームで試合に出続けてますます調子を上げていけば、代表でも大活躍する時期は遠くないかもしれない。

   一方の香川選手の場合、アギーレ監督が「トップ下」を置かない構想のため、どこでプレーするかがカギとなるようだ。次戦のアギーレジャパンの試合は、10月にジャマイカ戦とブラジル戦が組まれている。石井氏は、この試合に香川選手が呼ばれるだろうとみているが、監督がスタメンに起用する際にどのポジションに置くか注目している。古巣に戻って復活ののろしを上げた香川選手だが、トップ下以外でも輝きを放てるか、その力を引き出すためのアギーレ采配が見ものだ。

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