門田さん「従軍慰安婦問題で追い詰められて会見開いた」
門田さんはこの件についてJ-CASTニュースにコメントを寄せ、朝日新聞の謝罪を受け入れた上で同紙報道の論評や検証を続けていく考えを明らかにした。
(以下、コメント全文)
本日(9月12日)午前中に朝日新聞の広報部から事務所に電話が入り、抗議書の撤回の意思を伝えられ、謝罪の言葉を受けました。撤回の文書を発送した上で、直接、面会もすることになりました。当方の時間が、いろいろな締切のため、なかなかとれないので、実際にお会いするのは少し先になると思います。
私は、朝日新聞が記事を撤回し、謝罪するという意思を示しているので、そのこと自体は受け入れようと思います。しかし、今回の一連の出来事は、朝日新聞がこれまでやって来た、自分たちのイデオロギーや主張に基づく恣意的な報道が、「真実」というものから厳しい鉄槌を受けたものであり、そのことへの論評は、これからも続けさせてもらうつもりです。
あの会見を見て、いかに朝日新聞が追い詰められているかが、よくわかりました。これまでの朝日新聞では考えられないことです。自分のおこなった報道に対する異論は絶対に許さないという、非常に独善的な体質を朝日は持っています。それに基づいて、「法的措置を検討する」という抗議書を私のもとに送ってきたのです。
そこには、「言論」というものに対する尊重も、その存在意義への思いも、かけらも感じられませんでした。そして、従軍慰安婦問題で追い詰められると、途端に今回のような謝罪会見を開いたのです。
私は、今回の会見で、「日本人にとって朝日新聞とは何なのか」という本当の問題が解明されていくことを望んでいます。朝日新聞は、なぜ生と死をかけた踏ん張った原発事故現場の人間を貶めようとするのか、そして、従軍慰安婦問題でも、ありもしない「強制連行」を、どうして事実を捻じ曲げてまで報道しつづけ、「日本人は性奴隷(sex slaves)を弄んだ民族だ」と、日本人全体が国際的に指弾されるような状況をつくりだしたのか。
朝日の報道によって日韓関係は完全に破壊され、そして日中関係も破壊されています。こんな報道をつづける媒体を国民がどう検証していくのか。自分たちの「名誉と信用」を守る意味でも、「日本人にとって朝日新聞とはいったい何なのか」ということを突き詰め、恣意的に日本人を貶めようとする朝日新聞の手法の解明を徹底的にはからなければならないと思っています。