「謝ってないなら蹴った人の怒りももっとも」「全盲なら家でんなよ」
ところがその一方で、蹴ることは問題だとしつつも加害者側に共鳴する人も少なくない。特に女子生徒が白杖のぶつかった相手に謝罪をしたという報道がないことから、ツイッター上には
「正直全盲だからとは言え他人に杖で転倒するような事されたら普通に殴りたくもなるとは思うんだよなぁ...」
「自分の持ってる杖で人が転んだかもしれないのに歩き続けたというのは同情の余地ないとおもうんだけど」
「少女って謝ったの?こける気配がしたっていってたけど... まあ蹴った人も正しいとは全然言えないけどね。謝ってないなら蹴った人の怒りももっともな気がする」
といった意見がいくつも投稿されている。
こうした声に対しては視覚障害のある人たちから、
「全盲だと何が起きたか見えないんだから、痛ぇ...とか声がしない限り分からんよ」
「杖でも身体でも人をイメージさせる物に当たったらとりあえず謝るし、ましてや相手が転んだことを認知したら『大丈夫ですか』って思わず声が出て立ち止まると思うんです」
といった反論も出ている。
また、女子生徒が謝ったかどうかの話にとどまらず、
「通勤ラッシュのときとかはさすがに周りからしたら邪魔やからさすがにそこんとこは理解しといてほしいわ」
「え?黄色い線上は視覚障害者の専用線なの?いやそんな意識全くなかったし、ラッシュ時にあそこ歩かないなんて無理だよ」
「全盲の人が迷惑かけてしまうのはしょうがないけれど、全盲なのを理由にしてはいけない」
といった意見も出ている。中には「めくらはめくららしく家の座敷牢ででも大人しくしてればいいのに」「全盲なら家でんなよ...」などと心無い差別的な発言も散見される。
事件後には加害者寄りの発言などを集めたNaverまとめも作られた。12日18時時点でツイート回数は1万2600回以上、Facbeookの「いいね!」は約1万3000回つくなど反響を呼び、「嘆かわしい想像力の欠如」「世も末」とバッシングを受けている。