KDDIの「キャリアアグリゲーション」に注目 「iPhone6」通信速度でドコモとソフトバンクは「後手」

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最新型スマホによるネットワーク速度調査ではKDDI

   2GHzと800MHz、さらに「TD-LTE」の2.5GHzでもキャリアアグリゲーションを実現できるメリットについてKDDI広報は、高速通信を安定的に利用できる点、「つながりやすさ、とぎれにくさ」を挙げる。

   キャリアアグリゲーションが、高速通信の実現に貢献している根拠となりそうなデータがあった。調査・マーケティング会社「イード」が9月8日に発表した、ドコモ、KDDI、SBM各社のネットワーク速度比較の調査だ。スマートフォン(スマホ)向けスピード測定アプリを用いて利用者が計測したデータをまとめたもの。2014年6月1日~8月31日に全国で実施され、3万2080件のサンプルが集まった。その結果、全国平均ではKDDIがトップ、また比較ができる45都道府県のなかでKDDIが「30勝」と圧倒的な強さをみせた。

   東京23区、大阪、名古屋、札幌、福岡の5大都市でのLTE平均スループット(単位時間あたりの処理能力)でも、KDDIが全勝。リポートでは「人口が密集してトラフィックがひっ迫し、速度が遅くなりやすい環境でもキャリアアグリゲーションが効果的に働き、より良いネットワーク環境を作っていることの証明になっているといえる」とまとめている。

   この調査は、米グーグルの基本ソフト「アンドロイド」搭載のスマホを使っている。KDDI広報にたずねると、「イードが実施した調査は今夏の最新モデルの端末を使っており、iPhone6でも同等のパフォーマンスが発揮されると言えます」と説明した。

   iPhone6と6 Plusの発売日は、9月19日。通信大手3社が横並びで扱うだけに、KDDIの「安定した高速通信ネットワークの実現」は利用者に対して強いアピール材料になりそうだ。

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