ドイツが46年ぶりに「無借金」になる。ドイツのショイブレ財務相が2014年9月9日の連邦議会(下院)で、連邦政府の2015年予算案について、新規国債の発行を旧西独時代も含め46年ぶりに停止し、「無借金」で歳出をまかなえる見通しになったことを明らかにした。読売新聞が9月10日、報じた。ドイツは、欧州財政・金融危機対策でも「緊縮財政」による財政健全化路線を主導。2016年以降、連邦政府に財政均衡の実現を法律で義務づける徹底ぶりで歳出削減に取り組んでいる。
堅調な経済状況による税収増が後押ししたようだ。