写真週刊誌「FLASH」が前日になって突然発売中止を発表し、何があったのかとネット上で憶測が流れている。一部コンビニなどでは入手可能だったことから、さらに騒ぎになっている。
「よほどの重大な問題があったのだろう」。こうつぶやいたのは、元東京地検検事の落合洋司弁護士だ。
多額の損害賠償を請求されることを恐れた?
「FLASH」発売元の光文社は2014年9月8日、公式サイト上で翌9日発売号について、「一部記事に不備がありました」として発売中止のお詫び文を載せた。これに対し、落合弁護士は、「いちいち回収していたらこの手の雑誌は成り立たない」として、普通に不備がある程度ではないのではないかと指摘した。
公式サイトの文面では、それ以上の詳しい説明はなく、どの記事にどんな不備があったのかなどは明らかではなかった。しかし、一部メディアでは、大騒ぎになった米女優らの流出ヌード写真を袋とじ特集に載せたことが引っ掛かったらしいと報じられた。
日刊スポーツでは、関係者の話として、FLASHが8ページにわたって18枚もの流出写真を許可なく載せ、多額の損害賠償を請求されることを恐れたと報じた。米女優らのものと特定して、ぼかしもなく写真を載せているためだという。女優らは、写真を勝手に掲載すれば法的手段に出ると訴えている。このことから、写真誌の回収費用を支払う方がコスト的に見合うと光文社が考えたとみられるともいう。
事前に公開されていたFLASHの目次などを元に、ネット上では、テレ朝「報道ステーション」の「反原発」ディレクターが自殺したことを報じる記事が問題視されたためではないかとの憶測も上がった。自殺の真相などを巡って、以前からネット上で様々なうわさが流れていたからだ。
また、ほかの記事に理由があるのではないかとの推測も出ており、ネット上は、発売中止を巡って論議になっている。