「首をひねるということは絶対にしない」
「乳児揺さぶり症候群」もあるように過度に乳児を揺すっていたのであれば問題だが、「ズンズン運動」の説明を見る限りはそれほど強い力で行うという印象はない。
しかし代表女性が死亡した男児に行った実際の施術は、ホームページで説明されているような体を揺らすだけのものではなかったようだ。「ズンズン運動」の一環なのか、別の施術なのかは不明だが、女性は男児を床の上にうつぶせ状態にして90度以上首をひねったり、膝に乗せて首をもんだりしていたと読売新聞などで報じられている。
実際、NPOの公式ブログや施術を受けた乳児の保護者によるブログなどには、「首の整体」として施術を受けている乳児の写真が複数あり、中には首をかなり無理な状態まで捻じ曲げているようにみえるものもある(一部はすでに削除されている)。
これについて代表女性は、
「自分の気持ちよさを求めて子供が動いている。ひねるということは絶対にしないですよ。首の大事さ、危険度は十分感じていますから」
とFNNの取材に答えており、首に力を加えて向きを変えているわけではないことを強調している。
同NPOでは2013年にも新潟で施術を受けた幼児が死亡している。代表女性はマッサージなどの国家資格を持っておらず、大阪府警は業務上過失致死に当たる可能性もあるとみて事情を聞くなどして死亡の詳しい経緯を調べている。