笑いがとまらない? 錦織選手、ジョコビッチ選手の胸に「UNIQLO」
錦織選手の快挙を、最も喜んでいるのはカジュアルウエアの「ユニクロ」かもしれない。ユニクロの公式ツイッターは、試合終了後すぐに「全米オープンテニス、錦織圭選手(@keinishikori)が世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ選手との激闘を制し、決勝進出です!おめでとうございます!!!!」とツイート。ふたりの健闘と錦織選手の決勝進出を祝った。
錦織選手とジョコビッチ選手の準決勝は、「ユニクロ対決」ともいわれた。錦織選手、ジョコビッチ選手ともに、ユニクロが提供するウエアを着てプレーするからだ。
赤のボーダーウエアの錦織選手に対して、ジョコビッチ選手は白いウエアで試合がはじまったが、第2セットの途中で錦織選手が白のウエアに着替えたため、両者が似た装いで戦った。もちろん、ふたりの胸には赤で「UNIQLO」の文字が入っていて、否応なく目に飛び込んでくる。
ユニクロは、8月25日には全米オープン着用の錦織モデルを発売。錦織選手の快進撃を受けて好調に売れているというから、笑いがとまらないだろう。
錦織選手とユニクロの契約は2011年のシーズンから。12年、錦織選手が全豪オープンテニスで、日本男子で80年ぶりに8強入りしたとき、ユニクロの親会社であるファーストリテイリングの柳井正会長(当時63)は、錦織選手がグランドスラムを制覇した際には「優勝ボーナス? 凄いと思いますよ」と、超破格のボーナスを用意すると明かしていた。
「超破格」というのだから、「億」を下ることはあるまい。全米オープンの優勝賞金は300万ドル(約3億1200万円)。優勝すれば、ボーナスとあわせて錦織選手が手にする金額は4億円を超すだろう。
決勝戦は9月8日17時(日本時間9日6時)。相手は、ロジャー・フェデラー選手(33、スイス)を破ったマリン・チリッチ選手(25、クロアチア)に決まった。過去、錦織選手はチリッチ選手に5勝2敗という対戦戦績を残している。