「打ち切りなくても、契約更新はないかもしれない」
芸能評論家の肥留間正明氏は、「おそらく、打ち切りはないでしょう。『打ち切り』となると企業イメージもよくないですから。ただ、契約を更新しない可能性はあります」とみている。
それがスポンサーにとっても、江角さんにとっても「ダメージが小さい」解決策だからだ。
比留間氏は、「『落書き』の真偽はともかく、今回の件で江角さんは『協調性のない人』『トラブルメーカー』との見方をされるかもしれませんし、そういったイメージがついてしまうかもしれません。ママ・タレントのCM需要は多いのですが、スポンサーはトラブルを一番嫌がります。江角さんは自身の行動が、自分だけでなく、CMしている商品をも傷つけていることを、もっと自覚すべきです」と話している。
「落書き」報道で渦中にある江角さんだが、じつは過去にもイメージキャラクターを降板したことがある。2003年11月から、社会保険庁(現・日本年金機構)が展開した「国民年金保険料納付キャンペーン」がそれ。
ところが、国民年金保険料の収納率アップを狙ったCMにもかかわらず、04年3月に江角さん自身が17年間に及んで国民年金保険料が未納だったことが発覚。そのため、社会保険庁のほか、当時イメージキャラクターを務めていた頭痛薬などのCMも降板を余儀なくされた。
いずれにしても、降板も「2度目」となると、その次はかなり難しいようだ。