スバル新型WRXのライバルはポルシェ911? ハンドリングや走行安定性ではいい勝負

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「コストパフォーマンスを考えると、立派に欧州車に迫ったといえる」

   高速で障害物を回避し、元の車線に戻る「ダブルレーンチェンジ通過速度」のテストでは、1位がWRX STIで時速100キロ弱、2位はわずかな差でポルシェ911カレラS、3位がWRX S4、4位が日産フェアレディZ、5位がポルシェボクスターとなっている。

   もちろん、WRXがポルシェの後塵を拝すデータもある。同じ回頭性のテストでも、「高G領域での横向き加速ゲイン」ではポルシェ911カレラSがトップで、WRX STIがBMW M3と並んで2番手。3位以下はランエボX、WRX S4、BRZと続く。「18mスラローム通過速度」はポルシェ911GT3、BMW M3、レクサスLFA、ポルシェ911カレラS、日産GT-Rの順で、WRX STIがこれに続く。

   車格や絶対的なパワー、価格を考えれば、いろんな面で差が出るのは仕方ないだろう。それでもWRXがハンドリングや走行安定性でポルシェ911と互角か、凌駕しているのは驚きだ。

   果たしてWRXはポルシェ911にどこまで迫ったのか? 自動車評論家の清水和夫氏は自動車専門誌「ル・ボラン」(特別編集版)でWRX S4をポルシェなどとテスト。「コストパフォーマンスを考えると、WRX S4は立派に欧州車に迫ったといえる」「圧巻なのはブレーキだ。直線でもコーナリング中でもWRX S4のブレーキ性能は宇宙一、つまりポルシェと同程度のパフォーマンスを持っている」と評している。

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