厚生労働省と埼玉県は2014年9月5日、代々木公園周辺に行っていない埼玉県在住の30代男性からデング熱の感染が確認されたと発表した。男性は、8月に5回にわたって代々木公園から2キロほど北にある新宿中央公園を訪れており、同公園で感染したとみられる。
菅義偉官房長官も同日午後の会見でこの問題に触れ、
「新宿中央公園で感染した可能性が高いと考えられる。新宿区と協力して、公園内の蚊の調査や駆除を行う。専門家によれば、蚊の移動距離は限られており、日本で越冬することは難しい。大規模な感染拡大は考えにくく、政府としては、予断を持つことなく、さまざまな場合を想定して対応している」
「発症しても重体になることは少なく、これまでデング熱で亡くなった方が報告されたことはない。全国の皆さんには、引き続き冷静に対応していただきたい」
と冷静な対応を呼びかけた。