飛行機の客室乗務員(CA)を名乗る女性がヌードになって週刊誌のグラビアページを飾ることはしばしばだが、所属する航空会社と自らの顔を明らかにして登場するケースは珍しい。その珍しいケースのひとつが、写真週刊誌「フライデー」に2014年7月から9月にかけて掲載された女性だ。
この女性は、全日空(ANA)の国際線で勤務していたと説明しており、ヌード写真掲載が明らかになった直後に社内で問題化し、謹慎を経て解雇されたという。だが、ANAはこの女性の在籍が確認できないとしており、困惑しきりだ。
最新号では「ANA」の社名消える
この女性はフライデーの7月25日号、8月8日号に「現役ANA国際線スッチー」として登場し、ヌード写真を披露した。さらに、首都圏で9月5日に発売された9月19日号では、「ANA」の社名こそ出ていないものの、
「あの国際線スッチー傷心の告白ヘアヌード 内緒で脱いでバレて謹慎クビに」
と題した特集記事で新たなヌード写真が掲載されている。
9月19日号の説明によると、最初にヌードが掲載された号が発売された日には上司から事情を聴かれ、その数日後には役員クラスから謹慎を言い渡された。それから10日ほどたった7月下旬には、「ついに解雇を言い渡される」と説明している。
仮にこれらの説明が正しいとすれば、現役のCAが社名と顔を出して、自らが解雇された事実を告白するという、きわめて珍しいケースだ。
だが、ANA側の言い分とは大きく食い違っている。ANA広報部は、
「この件について、当社の客室乗務員が所属する部署において、責任をもって調査をしてきましたが、当該モデルと同一人物が当社に在籍しているという確認はできませんでした」
と、女性の言い分に反論。当然、女性の解雇の有無については「この件により解雇した社員はおりません」と回答した。