神奈川県の動物保護センターに収容されていた犬が、委託業者の50代男性に金属棒で殴られて死亡した。同センターは飼えなくなった動物などが収容される施設で、登録ボランティアと協働しながら引き取り手を探し、2013年度は殺処分ゼロを達成している。
男性は犬に噛まれて腹が立って殴り殺したと報じられているが、なぜこのようなことが起こったのか。
「ほんと、鬼畜。 有り得ない」
2014年9月4日午前8時半ごろ、センターを見回りしていた県職員が、メスのミニチュアダックスフント(10歳以上)が深い傷を負って、ぐったりしているのを発見した。清掃業者の男性に話を聞くと、金属の棒で犬の頭や腹を殴ったことを明かしたという。動物愛護法違反容疑で県警平塚署に相談している。
これが新聞各社で報じられるとネットの愛犬家らは
「ほんと、鬼畜。 有り得ない」
「やったやつも棒で殴り殺されればいいのに」
「どうかしてる。。ミニチュアダックスなんて大きくても6キロくらいしかないのに。」
と激怒した。
センター所長によると、ミニチュアダックスフントは飼い主が病気などの事情で手放し、8月上旬から収容されていた。自分で立つことができず常に座った状態で、弱った犬が保管される「処置室」の折り畳み式ケージに入れられていた。
委託業者の男性の業務は、朝に糞尿で汚れたケージから別のケージに移し替え、寝床をきれいにすることだったが、「手を噛まれて腹が立った」ため犬を金属棒で殴ったと言っている。