東京外国為替市場は2014年9月5日、円相場が1ドル105円台後半まで下落が進み、2008年10月以来、約5年11か月ぶりの円安ドル高水準となった。一時1ドル105円58銭と1月2日に付けた安値(105円44銭)を8か月ぶりに更新し、1ドル105円70銭まで上昇した。
これより先の4日のニューヨーク外国為替市場の円相場は米景気の回復期待などで円売りドル買いが進み、一時約8か月ぶりの円安水準となる1ドル105円37銭をつけていた。
日本銀行が量的緩和を続ける一方、米国の景気回復で米連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和の出口が近づきつつあることが背景にある。