福岡市で開かれていた太平洋クロマグロの資源管理を26か国・地域で話し合う中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の小委員会は2014年9月4日、日本が提出していたクロマグロの未成魚(30キログラム未満)の漁獲量を15年から50%削減する規制案について、正式に合意した。
具体的には、重さ30キログラム未満の未成魚の漁獲量を2002年から3年間の平均に対して、2015年から50%削減する。さらに、漁獲制限することで15年から10年間で、クロマグロの成魚を今の倍近い4万トン余りまで増やすことを目指すという。
会議では、資源の回復で高い目標を掲げるアメリカや、漁獲制限で慎重な立場の韓国からの異論もあったが、最終的には各国が最大限の努力をすべきだという認識で一致した。