安倍首相、石破氏重視を強調 「地方創生は改造内閣で最大課題のひとつ」

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   安倍晋三首相は2014年9月3日夕方、首相官邸で第2次改造内閣発足後初の会見に臨んだ。自民党幹事長の続投をめぐって対立が指摘されていた石破茂氏は、新設された地方創生相に就任。安倍首相は同相のミッションを「改造内閣の最大の課題のひとつ」と位置づけ、石破氏のポストが重要ポストであることを強調した。

   北朝鮮による拉致被害者に関する調査結果伝達を直前に控えた担当相の交代には、後任の山谷えり子氏について「まったく拉致問題に関係ない人を大臣にしたのではない」と説明し、問題ないとの考えを示した。

拉致担当相交代の古屋氏は「党でパックアップしてもらいたい」

第2次改造内閣発足後初の会見に臨む安倍晋三首相
第2次改造内閣発足後初の会見に臨む安倍晋三首相

   安倍首相は、改造内閣を「実行実現内閣」と命名。重点課題として、集団的自衛権行使容認をはじめとする安保法制の整備と「元気で豊かな地方の創生」を挙げ、石破氏について

「農政のプロとして地方の実態に通じ、何よりも経験豊富で実行力の高い石破さんに担当大臣をお願いした。石破さんには幹事長として、これまでも安倍政権の屋台骨になって支えていただいたが、今後は政権の看板政策である地方創生の実現に向けて、閣内で存分に力を発揮してもらいたい」

などと紹介した。

   拉致問題をめぐっては、9月下旬にも北朝鮮側から再調査結果が伝達されるとみられている。伝達を直前に控えて担当相が古屋圭司氏から山谷えり子氏に交代したことについては、

「古屋さんは、党でパックアップしてもらいたい。古屋さんや山谷さんも、この20年間私といっしょにこの問題に取り組んできた数少ない議員。まさにチームといっていい」
「まったく拉致問題に関係ない人を大臣にしたのではなく、山谷さんも古屋さんも、いっしょにやってきましたので、今後も一緒にやっていく、ということになる」

などと説明した。

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