最近、日本のアイドルグループの海外進出が増えてきている。ヘヴィメタルとアイドルを融合させたグループ「BABYMETAL」がヨーロッパで単独ライブを開催し、今後米英でも単独ライブを控えているのをはじめ、度々アジアを中心とした海外のイベントに出演している「でんぱ組.inc」、米ニューヨークでの単独ライブを控えた「モーニング娘。'14」などがいる。
そんな中、「仮面女子」というアイドルグループが台湾と韓国で同日デビューすることが発表された。名前を聞いたことがないという人も多いかもしれないが、今人気上昇中の注目株だ。
全員が仮面をかぶった「地下アイドル」
「仮面女子」は、芸能事務所「アリスプロジェクト」に所属する3グループが合体した、ライブを中心に活動するいわゆる「地下アイドル」だ。
ヘヴィメタルの要素を取り入れたパフォーマンスと、映画「13日の金曜日」の殺人鬼・ジェイソンがかぶっているマスクを衣装としているのが特徴の「アリス十番」、ガスマスクと奇抜な衣装で知られる「スチームガールズ」、鉄仮面と甲冑をイメージした衣装でアイルランド音楽調の曲を歌い踊る「アーマーガールズ」による21人組の大所帯で、「全員が仮面をかぶっている」というアイドルらしからぬ特徴を持っている。
2013年3月、アリス十番とスチームガールズのコラボレーションシングル「仮面女子」の発売を機に活動を開始し、13年12月にデビューしたアーマーガールズを14年2月に加えて今の形態となった。
東京・秋葉原の常設劇場「P.A.R.M.S」で毎日公演を行っているほか、ロックフェスへの出演、2000人規模のライブハウス「Zepp Tokyo」での単独ライブ開催など、知名度、人気をじわじわと伸ばしている。