韓国発の「ゴキブリパック」美容法 ミキサーにかけて顔に塗りたくる

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   「韓流ブーム」と騒がれたころから韓国産の化粧品が日本でも話題になり、「BBクリーム」が流行したこともあった。そんな韓国の美容法で衝撃的な動画がネット上で話題になっている。

   生きているゴキブリを粉砕して肌に塗り込み、肌がきれいになるとうたう「ゴキブリパック」だ。

韓国の放送通信審議委員会で問題になる

韓国コスメ店が並ぶ東京・新大久保
韓国コスメ店が並ぶ東京・新大久保

   動画を見ると、まずゴキブリ数匹をミキサーにかけて黒っぽいペースト状に仕上げ、ヨーグルトを投入して混ぜる。できあがった汁をブラシでベッドにあおむけになった女性の顔に塗っていった。色合いだけであれば泥パックをしているようにも見えるが、顔にはゴキブリの脚らしきものが何本も付着していた。ゴキブリにはキチン質が含まれていて、肌に良いとの説明がされているという。パック後の「白くなった顔」も公開されている。

   これは「skywalker」というハンドルネームのネットユーザーが公開したもので、2006年ごろに一度韓国で話題になった。「あらゆる病原菌を抱えているゴキブリだが、隔離すればきれいに育てられる」と主張していたそうだ。

   ゴキブリを肌に塗って問題はないのか。ハンギョレ新聞電子版の記事では皮膚科の院長が「キチン成分自体が皮膚に良い効果が出る可能性もあるが、衛生的に処理されなかった場合、期待より悪い影響を与えることになる」と言い、「加工しない天然素材でパックをすると、病原菌にさらされる可能性がある」とコメントしている。

   また14年4月には韓国のテレビ番組に「ゴキブリパック」が登場した。婚姻関係にある本物の夫婦を当てるバラエティ番組で、妻が夫にゴキブリを利用したスキンケアを施す様子が放送されたという。

   あまりに視聴者に嫌悪感を与える内容だったため、「夫婦がスタジオに直接出てきゴキブリパックを司会者に塗るシーン」などが韓国の放送通信審議委員会で審議規定に違反していると判断されたが、違反の程度が比較的軽微であるとして「勧告」にとどまった。

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