SNSで拡散、メディアにも取り上げられた
動画はツイッターやフェイスブックで瞬く間に拡散され、1年余りで800万回以上の再生回数を記録している。騒ぎはタイムやハフィントンポストなど主要メディアにも取り上げられて、ますます広まった。
もともとアバクロは筋骨隆々の男性モデルを起用するなど、セクシーさや健康的なイメージを売りにしてきた。ブランドイメージを損ねかねない運動について、前出の後藤さんは「あまり褒められた抗議活動ではないが、『Abercrombie & Fitch』『A&F』のロゴ入りファッションを着ることに抵抗を感じるだろう。これで、ますますアバクロのロゴ入り衣料が売れなくなったのです」と語っている。
もちろん、ジェフェリー氏はロゴ廃止が運動の影響によるものだとは話していない。しかし、現地のツイッターを見ると、「ロサンゼルスのホームレスはアバクロのモデルみたい」「アバクロが40%オフのセール中だ!買ってホームレスに寄付しよう」などの書き込みが相次いでいて、運動の余波は大きいようだ。