「大統領府に登録している国内外の記者ら数千人に届けられています」
李明博(イ・ミョンバク)前大統領時代の09年にも、コメとコメで作った麺が外国人記者にも届いていたと黒田勝弘記者は明かしている。
韓国がそのときにPRしたいものをマスコミなどに贈っていたというのが実情らしい。贈り物の特産品が、時にはニュースになることもあったそうだ。
朝日新聞の東岡徹記者は、必ずしも韓国寄りの記事を書いていたわけではないらしい。2014年8月9日のツイートでは、産経新聞の加藤達也ソウル支局長が朴槿恵大統領への名誉棄損の疑いで韓国の検察から出頭要請されたことについて、「やり過ぎではないかと思う」と疑問を呈していた。
ただ、韓国のPR目的だったとしても、マスコミが政治家などから物品を受け取ることについては、疑問も出ている。
朝日新聞社の広報部では、「例年、大統領名で韓国の国会議員や文化、宗教、経済界、さらに大統領府に登録している国内外の記者ら数千人に届けられています。大統領府と記者の日常的な交流の一環です」と取材に答えた。
産経新聞社にも取材したが、広報部では、韓国の大統領から贈り物を受け取っていたことについてコメントしなかった。朝日の東岡記者のツイートについて、「ご指摘のツイッターの内容が確認できませんので、回答は差し控えます」とのことだった。具体的には、ツイートが削除されていたことを指すらしい。