9月1日がなぜ防災の日なのか知らない NHKあさイチ司会・イノッチは「無知すぎ」か

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   日本では、9月1日は「防災の日」として、日頃から災害に備えるようさまざまな活動が行われる。1923年のこの日に発生した関東大震災にちなんで、60年に制定された記念日だ。

   「防災の日は関東大震災に由来する」ということを授業などで教わった記憶があり、常識として知っているという人も少なくないだろうが、NHK「あさイチ」司会のV6・井ノ原快彦さん(38)は「知らなかった」と発言した。視聴者からは驚きや呆れる声が上がってしまっている。

「知らない」イノッチ発言に解説委員も「えっ?」

   2014年9月1日放送の「あさイチ」では、柳澤秀夫解説委員が冒頭から「今日は防災の日ですよねー」と司会の2人に話を振った。

   柳澤氏が「地震だけじゃなくて、広島でも土砂崩れがあったし、なかなか普段防災のことを意識しないけど、今日くらいは防災のこと、身の回りのことを考えるきっかけにしたいなと」と話すと、井ノ原さんがこう言った。

「何で今日防災の日になったのか僕は知らないですけども…」

   これを聞いた柳澤氏は「えっ?」と少々驚いた様子で、「関東大震災が昔あった日」と教えた。井ノ原さんは「あ、そうなんですか?あっ、だから防災の日になってんのか」と本当に初めて知ったようだった。

   有働由美子アナウンサーからも「だから今日改めて、身の回りでちゃんと自分で防災のこと(を考える)」と言われ、「なるほど~」とうなずいていた。

「解説を引き出すための台本」説も

   井ノ原さんが「防災の日は関東大震災が発生した日」だったことを知らなかったと聞いて、視聴者もびっくりしたようだ。ネット上では、「イノッチが防災の日の由来(関東大震災)を知らなかったのには本当に驚いた。小学校あたりで習いそうなものなんだけど」「おらでも今日が関東大震災だから防災の日って知ってるよ?」「30代でもその位の認識なのかな?時代が移ろってるのかなぁ」などと書き込まれ、中には「なにやっているんだコイツ!」「無知無教養」「ジャニーズの無学っぷりは異常」など井ノ原さんを厳しく批判する投稿もみられた。

   「あさイチ」の前に放送されている朝の連続テレビ小説「花子とアン」でも14年7月28日から8月2日の第18週で関東大震災の描写があったため、「朝ドラでもやってたのに…」との声もあった。

   一方で、柳澤氏の解説を引き出すために井ノ原さんが由来を知らないふりをする台本だったのでは、とみる人もいた。

   ちなみにJ-CASTニュースの編集部では、30代以上の記者の間では「常識」「小学校で習うだろう」といった声が上がったが、20代では「知らなかった」「授業ではやっていない」「関東大震災といえば朝鮮人暴動について詳しく習った記憶しかない」という記者ばかりだった。

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